省エネルギーへの取り組み

ENERGY CONSERVATION

石油精製や発電には燃料・電力・蒸気など多量のエネルギーを使用しますが、当社は、省エネ設備の導入や運転最適化などにより、エネルギー使用の合理化ならびに適正かつ効率的な利用を進めています。

エネルギーの有効活用

石油精製や発電に関わる各装置には、熱エネルギーを回収する設備である熱交換器や廃熱回収ボイラー、排ガス再循環設備などを設置し、使用するエネルギーを最大限に有効活用しています。石油精製では、運転に必要な熱エネルギーの約60%は回収熱でまかなわれ、燃料および冷却水の節約を図っています。

熱交換器
廃熱回収ボイラー

エネルギーモニタリングシステム

エネルギー使用量はエネルギーモニタリングシステム(エネルギーの“見える化”)により常時監視・最適化しています。

エネルギーの見える化

コージェネレーションシステム

当社水江発電所のガスタービン発電設備には、発生する廃熱を利用するコージェネレーションシステムを採用しています。水江発電所のエネルギー率は約56%であり、一般的な火力発電の40%に比べて効率が高く、エネルギー原単位の低下に寄与しています。

エネルギー原単位

当社はエネルギー使用量をエネルギー原単位で管理しています。熱や電気など製油所で使用するすべてのエネルギー使用量を原油換算し、製油所で処理する原油・原料油処理量あたりのエネルギー使用量を計算しています。
※原油1kLあたりエネルギー量は38.2GJ(ギガジュール)